ただ春を待つ

ビル風に流され族

Aqours 「恋になりたいAQUARIUM」アニメーションPVを見て

恋になりたいAQUARIUM

 曲が終わり、良かった…と思いながらお待ちかねのスタッフクレジットが流れだして、そこに映しだされた「演出 遠藤広隆」という文字。それを見て「アレ?」と思ったのです。"また"アニメーションPV・ライブパート演出のイメージが無い人だ、と。

 

 遠藤広隆さんといえば、『ファイ・ブレイン 神のパズル』2期以降の監督を務め、またラブライブ!劇場版にも演出として参加されるなど、フリーの演出家として活躍されています。しかし、そんな遠藤さんですが、これまでライブパートの演出に関わっておられるイメージはありませんでした。

今回は絵コンテでの参加となった酒井監督も今までライブパート演出のイメージが無い方で、これは正直サンシャインに関して一番の驚きだったところです。てっきり、これまで京極さんのもとで、ラブライブ!の制作、とくにライブシーンの演出に携わった方々(河野さんとか臼井さん安藤さんとか)が少なくともライブシーンに関しては、後を継ぐのかなと思っていました。実際にはライブシーンも含めて、これまでアニメーションPVに携わったことのない酒井さんや遠藤さんが演出をなされていて、かなり驚きました。

 

 ここで思うのです。もしかして自分はライブシーンの演出というものはかなりの高等技術である、と考えすぎていたのではないか?と。ラブライブ!やプリパラでは、ライブパート演出が演出とは別に分けてクレジットされたり、同じ方が何度も担当されていたりします。そのため普通の演出の人では不可能、そこまで言わないまでもノウハウが無いと難しいものだ、と勝手に考えておりました。でも実際にはそんな特殊な技能を持った人じゃないと不可能なんてことは無いのかなと、サンシャイン!!の1stと2ndでの酒井監督と遠藤さんの仕事を見て感じています。そんな未経験なライブシーンの演出に臨むにあたって、酒井監督や遠藤さんは、どんな姿勢で取り組んだのか、何を行ったのかをいつかインタビュー等で聴けたらいいな、と思っています。(SNSやられていないみたいですし)

 

 個人的な嗜好として京極さんのとにかく派手で、それでいて説得力のあるライブパート演出が好きなので、2ndのPVを観ていると(あの人ならここでもっと色々散らすな…)とかどうしようもなく思ってしまう時があります。しかしサンシャイン!!のPVもこれまでに無いカメラの動きやキャラクターの映し方が見られて、非常に新鮮味があってとても面白い映像でした。

 

 夏からのTVシリーズでは、サンシャイン!!の1st,2nd同様に(ライブパートに関して)フレッシュな人材によってライブシーンが制作されるのか、あるいはこれまで劇場版まで携わってきた歴戦の演出家によるライブシーンが見られるのかわかりませんが、楽しみです。