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ただ春を待つ

ビル風に流され族

劇場版プリパラみ~んなでかがやけ!キラリン スターライブ! 感想

 新宿バルト9で行われた。劇場版プリパラ一挙上映+ぷちゅう最速上映会とかとかで何回か見た感想です。とても楽しい、素敵な作品でした。恐らく無印最後の劇場版がこの作品で良かったと思います。

 

 2017年の劇場版プリパラぷちゅう(宇宙ではない)はこれまでの劇場版の中でもライブの数が最多で、初日舞台挨拶でも芹澤さんが触れられていましたが、3年間で広がってきたプリパラの世界を感じられるものになっています。プリパリ(2016年の劇場版)のリベンジもあったのか作画も非常に綺麗で安定していて、とにかく楽しい、かわいい、かっこいいに全振りの作品。映画の構造としてはプリズムツアーズ、とびだすプリパラに近いでしょうか。そういうわけで今までで一番ストーリーがないものになっていました。ふでやすかずゆきさんって感じ。(でもプリパリと同じ人なんだよな……)

 冒頭からあれだけ意味は無いぞ!!!そういうことだからな!!!と文字通り主張してくる作品も珍しい気がしますね。

 

 プリパリで美味しいところを持っていったり作画がなんか安定していたアロマゲドンから引き続き(?)、ガァルマゲドンがめっちゃ可愛かったですね。なにあのロケット団の口上みたいなやつ。なんで寝てるの。すごい良い。ていうかそふぃ様!新曲!その衣装何!ギャー!サンキュー岡畑農園!!!(思ってたより梅岡さんが可愛かった)

 

 

 ここから若干真面目な話になりますが、現在放送中のプリパラのTVシリーズでは突き詰めたロジックに則って、毎週毎週のお話の積み重ねを爆発させて、まさに三年間の集大成になる展開を繰り広げていて、特に神アイドルグランプリが始まって以降、その流れが絶頂に至っています。

 それに比べると、今回の劇場版ぷちゅうは、本当に、やまなし、いみなし、おちなしになっているんですよね。(いやオチはあるけど、あれは映画そのもののオチとは違うということで)。終盤に向けて毎週毎週、真剣勝負で感動もあって、ある種の"重さ"も感じるTVシリーズに比べると、劇場版では徹底して意味を無くすことで、原体験的なキャラクターの魅力や、ライブの楽しさを届けることを目指したのかな、と感じました。みんな本当に可愛かった。頑張ることを放棄するひびき様達よかった。

  ここしばらくTVシリーズで展開される、神アイドルグランプリのライブって真剣勝負!本気でチーム同士で勝った負けたを競うものになっているんですよね。ガァルマゲドンVSドレッシングパフェの後出しMDで後攻のドレシが芯ガァジラを折ったりとか、トリコロールVSそらみスマイルの連続メイキングドラマによる殴り合いとか、ライブ自体は楽しくて素敵でも、お互いに殺る気がすごいじゃないですか。ライブ自体は最高でも、結果を見るまでハラハラするし、負けたほうはやっぱり悔しそうにしていますし。

 それに対して今回の劇場版では、ライブをするために勝負をする形になってるんですよね。ライブそのものはぷちゅう人にプリパラの楽しさを伝えるためにワイワイみんなで披露していく。この勝ち負けから離れたライブをする構図なんです。このみんなが楽しそうな純粋に楽しいライブ、というものがすごい原点に帰ったようで刺さってしまったんです。ノンシュガーなんて"勝つために結成された"チームで、そんなチームが楽しそうにライブをしている、それだけでもう、とても揺さぶられるんです。

 

 また、この4月にはプリパラのTVシリーズは一区切りし、"アイドルタイムプリパラ"へと進んでいきます。現在のTVシリーズのOP主題歌『Shining Star』にまつわるインタビュー等を読む限り、"一区切り"というよりもこれまでの無印版"プリパラ"が"終わる"という印象を受けています。もちろんプリリズプリパラの系譜としてのプリパラは続いていくのでしょうけど。

 これまでのプリパラが終わってしまう前に、勝ち負けに一喜一憂せず、今まで登場したユニット全てのピュアに楽しいライブを劇場で観ることができる、それがとても素敵な作品です。あとおうえん上映が楽しそうなのでそれでまた観たいですね。