ただ春を待つ

ビル風に流され族

ある野外フェスでその曲を聴くということについて

 

ラブライブ! Advent Calendar 2016 - Adventar 7日目の記事です。

6日目は blueberrystream さんの矢澤にこと徳井青空 - BlueberryStreamでした。二期4話は30分間の爆弾でしたね。TVアニメにおける矢澤にこという人物について面と向かって再考するきっかけになりました。懐かしいです。

はじめに

この記事は、結論から言うと

野外フェスで『僕たちはひとつの光』をシンガロングしたらめっちゃ幸せじゃない?

という記事です。

シンプルですね。最初はこれをテーマにしていっちょSSでも書こうかな!、なんてへらへら考えていたのです。しかし思案した結果、いや色々置いてけぼりでしょ…と思われたので、駄文を連ねることにしました。だからタイトルと内容に結構乖離がある気がしますね。よろしくお願い致します。


シンガロングについて

sing-along - [名詞] (形式張らずに)みんなで歌を歌うこと;

歌の集い(song fest),(形式張らない)合唱会. (また sing・along)

小学館ランダムハウス英和大辞典』

シンガロング(sing-along)は"曲に沿って一緒に歌うこと"を指します。明確な定義があるわけではないようですが、コールとの違いは曲(歌詞)に沿っているかどうか、かなと思います。国歌斉唱はシンガロング。PPPHはコール。演者さんと一緒に歌うことをシンガロング、とりあえず皆で歌うことを合唱、ということにこの記事ではしておきますが重要ではありません。

 

μ's と合唱・シンガロング

μ's のライブでも合唱やシンガロングは存在してますよね。アニキャンでの『もぎゅっと“love”で接近中!』とか『LOVELESS WORLD』はとても楽しかった記憶があります。そんな合唱・シンガロングの中でも、特に印象に残っている合唱といえば、3rd Anniversary LoveLive! でのアンコール終了後の『僕らは今の中で』がまず思い浮かびます。

このあと、はける時に、なんと皆さんが
BGMでかかっていた「僕らは今のなかで」を合唱してくれたんですよね。

それで私たちも一緒に歌って。。

もう感激で、顔くっしゃくしゃだったから前向けなかったや。笑
とっても嬉しかった。ありがとう!

出典:μ's 3rd Anniversary LoveLive! | 今日もいい天気だよ。

 
他に歌詞がスクリーンに表示される、"皆で歌う曲"が用意されていますよね。4th LIVEでは『きっと青春が聞こえる』、5th LIVEでは『どんなときもずっと』。ファンミーティングツアーでは、それに加えて『ミはμ'sicのミ』や、『愛してるばんざーい! 』も"皆で歌う曲"に加わりました。台湾FMTでの『愛してるばんざーい! 』では会場が多幸感に包まれたのを覚えています。

そして、Final LoveLive! では『僕たちはひとつの光』が大合唱でした(BD見返せていないので記憶の中の話になります)。ここでひとつ言えるのは、自然発生的に、 ー 演者から誘われずに ー 大規模な合唱が生まれたのは、3rdでの『僕らは今の中で』とFinal『僕たちはひとつの光』ぐらいだ、ということです。

 

『僕たちは一つの光』と合唱

ただ、自分はファイナル当日までは「合唱??9人の歌ですよ?本気ですか?」というスタンスでした。歌う気なんて毛頭なかったのです。それで、当日は、歌っていました。公演後、あー歌っちゃったなあ、なんて思っていると、他にも自分と同じ、"歌わない側"だと思われた方の中にも、合唱していた人がいて、これは自分だけじゃなかったんだな、と思い至りました。
暫くして、あの時なんで歌ったのかなあ、と色々考えました。『僕たちはひとつの光』が披露されるのは、きっとこの公演が唯一で。9人の世界で、9人のパフォーマンスを見守っていたい、と思いました。キャストの方々もこの曲は9人の曲と捉えているようで、例え話の文脈だったけれど「誰もいない、9人だけの空間の中でずっと歌えたらいいよね」といったことさえ、仰っていたと思います。そんな場で歌うなんて、土足で踏み込むようなものに思えて、自分にとって、ありえないことでした。でも歌いました。

 

僕たちはひとつの光』という曲に背負わされたコンテクストは、数々の要素が雁字搦めに絡み合って、途轍もなく重くなってしまいました。アニメとライブでコンテクストを生み出していくコンテンツですから、その締めくくりを飾る曲は、当然、人それぞれ重くて、重いものになります。でもあの日、それだけの重みをもつこの曲を、合唱できました。そうさせたのは、『僕たちはひとつの光』という曲そのものが持つ純粋な力なんじゃないかって、思うんです。楽しい曲調で、遅すぎもせず早すぎもせず、歌いやすいテンポ。そして、記憶に残る歌詞。必殺技にも近い「今が最高!」。どこまでもピースフルなこの曲は「ほらみんな、一緒に歌って良いんだよ」ってひたすら受け入れてくれるんです。曲それ自体は。

 

もちろん、この曲に込められた諸々を鑑みて「この曲は一緒に歌うようなもんじゃない!」と思われるのも理解できます。僕も多分、もし仮に、もう一度だけ、この曲が聴ける機会があるとしたら、「9人の曲だぞ!!!!」と思いながら会場に乗り込むと思います。合唱するかは、当日次第。

でも一旦、『僕たちはひとつの光』のコンテクストから生まれるしがらみから離れて、純粋に曲と向き合ったとき、「一緒に歌おう?」と誘われている気がするのです。なんかこう、コンテクストが摩耗するほど、繰り返し繰り返し『僕たちはひとつの光』が披露された暁に、きっといろいろな景色を見せてくれたかもしれない曲だと思うんですよね。いやそれはこの曲だけじゃなくて、どの曲にも言えることでしょうが。

 

ある野外フェスでその曲を聴くということについて

はい、じゃあ前置きはここまでにして、ここからは"摩耗するほどその曲が披露された"世界線での妄想。だって飽きるほど『僕たちはひとつの光』が披露されるなんて、現実にはないです。

 

~舞台は日本のどこかのスキー場で開かれた夏フェス。青々とした山々の間に設営されたステージで、数々のアーティストが熱いパフォーマンスを魅せる。陽炎も立ち込めるような暑い夏も、標高が高いスキー場なら涼しく過ごせる、むしろ夜は肌寒いほどだ。しかし楽しい時間はあっという間にすぎるもので、朝から始まったフェスも、もう大トリのμ'sの出番を残すだけ。日の暮れつつある会場は星が煌めきはじめるマジックアワー。そして満を持してμ's が登場する。

 待ちに待っていたμ's の登場に会場も大歓声。登場と共に披露された『僕らは今のなかで』、MCを挟んでの『タカラモノズ』から『夏色えがおで1,2,Jump!』『No brand girls』『Snow halation』。そして「最後の曲です。」という前振りから『僕たちは一つの光』のイントロが流れはじめる。わざわざ最後まで残るような観客なのだから、当然映画も見ているし、歌詞もだいたい分かる。長いフェスの一日が終わる高揚感と、曲自体が生み出す、「一緒に歌っていいんだよ」というピースフルなムードに、自然と合唱が始まる。もう日もどっぷりと沈み、暗闇に包まれる会場。辺り一帯で輝いているのは、ステージとその周辺だけ。そこに大合唱が、鳴り響いている。本当に一つの光になれている気さえ、する。そして最後に「今が最高! 」を伝えあって、長かったフェスが終わる~
 
 その時自分は会場のどこでステージを見てるだろう?ステージの前方?後方?右側?左側?それともステージの遠くからぼんやりと輝きを見つめてる?でもきっと、どこに居ても、楽しいと思います。やっぱり歌うのって楽しいんですよ。

 
おわりに

この記事を書きながら、野外フェス要素少ないな…となりました。最後の妄想もタイトル回収のために無理矢理突っ込んだようなものですし。タイトルは”あるライブでその曲を合唱することについて"とかで良かったかもしれないですね。最初は野外フェスを舞台にしてSS書きたかったんです。

それから、「僕の考えた最強のμ's のライブ」みたいな妄想を披露しあうのも楽しいかも、とか思いました。まるでその"妄想"のライブが本当に開催されたかのように、実在性を高めたライブレポートまがいの記事を皆で書いてみるとか。なんて。

なにはともあれ、またこうしてμ's のことを考える機会を頂けて幸せに思います。他の方々の、ラブライブ!にまつわる色々な思いに触れられるのも幸せです。やっぱりμ's のこと、好きですね。最後までお付き合いしてくださり、ありがとうございました。

 

ラブライブ! Advent Calendar 2016 - Adventarの8日目はadacolaさんの担当です。 よろしくお願いします!